特色選抜の要件変更 県立高入試で福島県教委

2020/06/03 07:59

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 県教委は二〇二一(令和三)年春の県立高校入試の前期選抜で、自己推薦に当たる「特色選抜」の出願要件において部活動の大会実績や資格試験の成績などを求めない方針を決めた。新型コロナウイルス感染拡大を受け、部活動の大会中止や資格試験の延期が相次いでいるため。二日、県立高や各市町村教委に通知した。

 特色選抜は二〇二〇年春の入試で導入された。各高校が受験生に「志願してほしい生徒像」を示し、大会実績や資格試験の成績などを出願要件に挙げた。一方、二〇二一年春の各高校の出願要件では、部活動の大会や資格試験の中止や延期を踏まえ、具体的な成績などを求めない。例えば、スポーツ活動で「顕著な実績を有し」としていた表現を「高い能力を有し」に変更するなどの対応を講じる。

 ただ、受験生に不公平が生じないよう必要に応じて部活動の実技試験を行う。実技試験ができない場合、部活動での取り組みなどを聞く面接を実施する。

 資格試験の成績についても同様だが、今後試験が行われた場合は評価の対象とする。

 入試実施要綱は十一月に各高校が発表する。


■県立高今夏の体験入学中止

 県立の各高校は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、今夏の体験入学を実施しない。県教委が二日に発表した。

 例年、夏休み期間中の七月下旬に中学生や保護者を対象に行っていたが、夏休み期間短縮などで受け入れ態勢が整わないと判断した。

 体験入学は各高校が八月以降に感染予防策を徹底した上で行うことができる。体験入学を実施しない高校は、学校の説明資料などを中学校に配布し、積極的に情報発信する。