業務用掃除ロボット、南相馬市役所で実証試験 ロボットベンチャー「クフウシヤ」が開発

2020/06/24 10:06

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大西社長(左から2人目)から機体の説明を受ける門馬市長(左)
大西社長(左から2人目)から機体の説明を受ける門馬市長(左)

 南相馬市原町区に事務所を置くロボット開発ベンチャー「クフウシヤ」(本社・神奈川県相模原市)は大型施設向けの業務用掃除ロボットの開発を進めており、二〇二一(令和三)年の販売開始を目指す。試作機の動きを確かめる実証試験を二十三日、南相馬市役所で繰り広げた。

 試験は市役所一階の市民課窓口前で行った。機体に搭載した八つのセンサーで周囲の情報を読み取りながら、時速約一・二キロで走行し、タイル床約二十平方メートルにまいた紙くずを吸い取った。

 部品の大半は南相馬市内の企業が製造している。点字ブロックなどの段差を乗り越えられ、一般的な家庭用掃除ロボットより吸引力が強い。大きさは縦約五十一センチ、横約七十七センチ、高さ約八十七センチで、重さは約六十キロ。四時間で約二千五百平方メートルを掃除できる。

 二〇二一年は数台を生産する予定で、販売価格は二百万円台を見込む。実用化に向けては、県の地域復興実用化開発等促進事業費補助金を活用する。

 大西威一郎社長(42)は「メイド・イン・南相馬の製品として売り出す。人間との協働型ロボットを目標に改良していく」と語った。

 南相馬市の門馬和夫市長や職員らが試験を視察した。門馬市長は「新しい技術が形になりうれしい。公共施設への導入も考えたい」と話した。