伝票に「古関」の押印 古関裕而さん川俣銀行勤務時代 県歴史資料館で見つかる

2020/06/30 09:36

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県歴史資料館で見つかった伝票。差引金額の欄に「古関」と印鑑が押されている
県歴史資料館で見つかった伝票。差引金額の欄に「古関」と印鑑が押されている

 福島市出身の作曲家古関裕而さんが川俣銀行に勤務した際、押印したとみられる伝票が、県歴史資料館で見つかった。

 古関さんは一九二八(昭和三)年から一九三〇年まで同行に勤務していた。発見された伝票は、いずれもこの期間に書かれた計八枚。川俣町の預金について記されており、差引金額の欄に「古関」の印鑑が押されている。

 金額などの筆跡は、古関さんが退職した後にも同じ筆跡の伝票が残っており、別の行員が書いたものとみられる。

 伝票は、一九八四年に福島大から歴史資料館に寄託され保管されていた。今年四月に資料館職員が古関さんの関連資料を探していた際に発見した。

 歴史資料館歴史資料課の渡辺智裕課長は古関さんが業務中、帳簿の間に五線譜を挟み作曲していたエピソードに触れ、「古関さんが印鑑を押しながら何を考えていたか、想像してみては」と話した。

 閲覧には予約が必要。問い合わせは歴史資料館 電話024(534)9193へ。