相馬野馬追25日開幕 新型コロナで行事大幅縮小

2020/07/25 08:50

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相馬中村神社本殿で安全祈願祭に臨む総大将の相馬行胤氏(手前)ら
相馬中村神社本殿で安全祈願祭に臨む総大将の相馬行胤氏(手前)ら

 国重要無形民俗文化財「相馬野馬追」は二十五日、開幕する。二十七日までの三日間、相馬、南相馬両市で開かれるが、新型コロナウイルスの影響で行事を大幅縮小し神事のみを無観客で執り行う。

 二十五日は相馬中村神社(相馬市)で奉上祭と出陣式、二十六日は相馬太田神社(南相馬市原町区)で例大祭、二十七日は相馬小高神社(同市小高区)で御神馬(ごしんめ)献納と例大祭をそれぞれ繰り広げる。


■相馬中村神社で祈願祭

 総大将出陣の地の相馬中村神社では二十四日、相馬野馬追の安全祈願祭が行われた。

 最小限の出席者で祈願祭のみ行い、神事後の総大将出陣祝いの宴は取りやめた。相馬中村藩主家第三十三代当主・相馬和胤(かずたね)氏の長男で総大将を務める行胤(みちたね)氏と宇多郷騎馬会三役、神社氏子総代三役ら計十人が本殿に集い、縮小開催となる野馬追の成功や疫病退散などを願った。

 行胤氏は「野馬追は地域の安寧を願う神事で、困難な状況下でも先人たちがつないできた。伝統を継続し、感染症の早期終息を願いたい」と語った。