県産農産物研究強化へ 県農業総合センター 異常気象でも高品質

2020/07/30 08:51

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研究が進む高温でも色づきが良いリンゴの新品種
研究が進む高温でも色づきが良いリンゴの新品種

 県農業総合センターは県産農産物のブランド力向上に向け、異常気象や輸出による長期輸送に対応するための技術や品種開発などを重点的に進める。二十九日に郡山市の同センターで開いた有識者懇談会で二〇二一(令和三)年度から五年間の研究の方向性を示した。

 今後の研究のテーマとして農業復興の加速、産地競争力の強化、持続可能な県産農産物の生産確立などを盛り込んだ。具体的には、近年の課題になっている地球温暖化や自然災害などに対応するため、夏秋キュウリやトマトなどの高温対策の研究、高温でも色づきの良いリンゴの新品種の開発などを進める。既に今年度に試験栽培を始める品種もあり、将来的な普及を目指す。

 海外出荷の促進に向けては、切り花や果樹などを輸出する際に長期間運んでも鮮度を保つための手法などを研究する。モモせん孔細菌病など病害を防ぐための技術の改善、ICTなどを活用したスマート農業の技術開発なども進める。

 今後、市町村や農業関係者などの意見を踏まえ、研究の内容を正式に決める。