処理水 福島県外での放出「妥当」 木幡福島市長、議会で初答弁

2020/09/09 08:14

  • Facebookで共有
  • Twitterで共有

 福島市の木幡浩市長は八日の九月定例議会の一般質問で、東京電力福島第一原発で増え続ける放射性物質トリチウムを含んだ処理水の処分を巡り、「福島という名の付かない場所での海洋放出が妥当」と述べた。これまで記者会見で同様の考えを示しているが、議会での答弁は初めて。

 トリチウムを含む水が国内外の原発で平時でも海に流されている点を踏まえ、木幡市長は「海洋放出以外に現実的な選択はない」と強調した。一方、放出地は風評を避けられないとして、領海内の沿岸から遠い海域への放出が望ましいとの考えを示した。

 地上タンクでの長期保管に関しては「福島だけリスクが増える構図は避けるべき」と述べ、処分を先送りせずに県外で海洋放出するのが現実的と繰り返した。