山形、新潟の「県民割」利用可 3県連携の宿泊補助、15日開始

2020/09/09 10:16

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 福島、山形、新潟の三県は十五日から、各県民限定の宿泊費補助事業を三県民が共通で利用できる取り組みをスタートさせる。新型コロナウイルスの影響を受けた観光業を支援するため、感染対策を講じた上で隣県の観光客も呼び込み、地域経済の再生につなげる。八日、南相馬市原町区のラフィーヌで開かれた三県知事会議で合意した。

 「県民宿泊割引共通利用キャンペーン」と銘打ち、十月三十一日まで展開する。割引内容や申し込み方法など主な概要は【表】の通り。福島県民は現在県内で展開している「県民割」に加え、山形、新潟両県のキャンペーン対象宿泊施設に割安で泊まれるようになる。割引は宿泊先の県のキャンペーン内容が適用される。

 山形県の対象宿泊施設は約三百七十施設。ホームページで詳細を紹介している。新潟県で割引を受ける場合は同県旅行業協会(トップトラベル新潟)または新潟県宿泊キャンペーン事務局に電話し、宿泊先や日程を申し込む。

 福島県は山形、新潟両県民向けに新たに一万泊分を確保した。二〇二〇(令和二)年度一般会計当初予算の予備費を充てた。

 落ち込んだ地域経済の活性化を推進するには隣県同士の連携が必要と判断した。引き続き、県民や事業者に感染防止対策の徹底を呼び掛けながら、各地域の魅力を伝える。

 会議終了後、内堀雅雄知事は報道陣の取材に対し、「観光業の活性化と感染防止を両立するため、山形、新潟両県と協力し、県民が安心して観光を楽しめる環境をつくる」と述べた。

■3県と観光協会 促進会議開催へ

 三県は共通利用キャンペーンに加え、一層の観光連携を進めるため、今後、各県の観光協会と共に「三県観光連携促進会議(仮称)」を開く。