災害対応のロボ開発 会津大(会津若松市) 地元学生に技術指導

2020/09/16 10:14

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災害対応ロボットの研究に取り組む中村准教授(左)
災害対応ロボットの研究に取り組む中村准教授(左)

 会津大(会津若松市)は学外で初めての拠点として福島ロボットテストフィールドに研究室を置いている。災害対応ロボットやインフラ点検用の小型無人機(ドローン)の研究・開発を進めるとともに、南相馬市の高校生らの人材育成にも力を入れている。

 研究室にはコンピュータ理工学部の中村啓太准教授(34)ら四人が常駐する。施設内にある、がれきフィールドや市街地フィールドを活用し、ベルト走行式の災害対応ロボなどの研究に取り組んでいる。会津若松市のロボット開発会社「アイザック」が製造した本体を用いて、より使いやすいようにアームなどの改良を重ねる。将来的には人間が立ち入れないような災害現場でも活躍できるように自動操縦化を目指している。

 テストフィールドで開催が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で来年に延期される見通しのワールドロボットサミット(WRS)に出場することを目指しており、学生が操縦技術の訓練に励んでいる。

 地元への貢献策としてロボット産業の未来を担う人材育成にも取り組む。南相馬市内の小高産業技術高、原町高、相馬農高の各校と県立テクノアカデミー浜で講座を開催し、教授らが生徒・学生にプログラミング技術などを指導している。

 中村准教授は「さまざまな実験ができる環境が整っており、積極的に使って成果につなげたい。南相馬の企業と連携し地域を発展させたい」と意気込む。


 ◆団体データ◆

【設立】1993(平成5)年4月

【本拠地住所】会津若松市一箕町鶴賀字上居合90

【学生数】1269人