常磐興産東京本社廃止 来年3月までにいわきに機能集約

2020/10/06 08:02

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 東証一部上場の常磐興産は来年三月までに東京本社(東京都中央区)を廃止し、いわき市のスパリゾートハワイアンズ敷地内にある本社に移転させる。新型コロナウイルスの感染拡大で厳しい経営状況が続く中、本社機能をいわき市に集約し、業務効率化を図る。西沢順一社長が五日、ハワイアンズで記者会見し明らかにした。

 常磐興産は一九四四(昭和十九)年に都内に本社を置き、市内などで石炭採掘の事業を展開してきた。一九六六年に常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)の営業を開始した。二〇〇三(平成十五)年にいわき市内に本社を移し、東京本社を財務関係や首都圏の営業拠点とした。

 現在、東京本社には首都圏の営業担当社員ら約六十人が勤務しており、段階的に市内勤務へ移行させる。

 これまで首都圏で行ってきた業務は出張やインターネット活用で補う。社員らを市内に集中させることによって新サービスの開発促進、働き方改革の推進も目指す。

 主力事業であるハワイアンズは感染拡大後、四月八日から六月末まで全館休館となった。七月から営業を再開したが、利用客は九月末まで前年比の25~50%にとどまり、客足は戻っていない。

 会見で西沢社長は「一体感ある組織をつくり、新しい道を切り開きたい」と語った。