福島県立高 普通科にコース制 2022年度から導入

2020/12/05 08:19

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 県教委は二〇二二(令和四)年度から二〇二三年度にかけて、県立高十八校の普通科に専門的な知識や技術を指導するコース制を導入する。医学、保健・医療、教員養成、福祉の四コースを設け、生徒の職業観や基礎的な知識を高める。将来的に県内で活躍できる人材を育成し、医師や教員の不足解消につなげる。

 四日の十二月定例県議会代表質問で、鈴木淳一県教育長が自民党の矢吹貢一議員(いわき市)の質問に答えた。

 コース制が導入される県立高などは【表】の通り。県教委によると、地域バランスや進路実績などを踏まえて選んだ。各コースは、希望する生徒を対象とする。

 医学は、医学部進学に特化した学習・進路指導を行う。保健・医療は、医師や歯科医、薬剤師、看護師、理学療法士など幅広い医療従事者を志す生徒を対象とする。教員養成は、教育に関わる分野に就くのを目指す生徒の学習を支援する。福祉は、福祉や介護に関する基本的な内容を指導する。

 医学では模擬手術や医療従事者による講話を実施するなど、各コースとも通常の授業に加え、体験学習や特別講義を展開する。

 県教委は学習内容について、福島医大や福島大と連携して専門性の高いプログラムを構築する。二年時からの選択を基本とするが、学校によっては一年時から選ぶ場合もある。具体的なクラス編成、生徒数などは各校が実情を踏まえて判断する。

 コース制の導入は県立高校改革前期実施計画の一環で、普通科の魅力向上、特色化につなげる狙い。統合校には県教委が指定する他、各校独自にも設定する予定。県教育庁高校教育課は「高校生のうちから医療や教育など専門的な分野の基礎を学ばせることで、生徒の将来の夢の実現を後押ししたい」とした。