
福島市のふくしん夢の音楽堂(市音楽堂)を拠点に活動する団体「音楽堂チェンバー・オーケストラ」が結成され、二十日に音楽堂で開かれたパイプオルガンクリスマスコンサートで初舞台を披露した。
チェンバー・オーケストラは福島市などの県内ゆかりのプロの演奏家で組織し、古里に音色を届けて音楽文化の伸展を目指す。十五人が出演した。賛美歌の伴奏やパッヘルベルの「カノン」、バッハの「オーボエとバイオリンのための協奏曲」「ブランデンブルク協奏曲第二番」を奏でた。
チェンバー・オーケストラは、市が創設を目指している音楽堂の常設オーケストラの中心となるメンバー。市音楽文化総合アドバイザーで芸術監督の三浦尚之さんは「プロらしい情感たっぷりの演奏を見せてくれた。初舞台は大成功だった」と振り返った。
クリスマスコンサートではソプラノ歌手阿部絵美子さんが賛美歌、パイプオルガンの広野嗣雄さんがクラシックの名曲を披露し、クリスマスの雰囲気を盛り上げた。