郡山の高病原性鳥インフル状況調査 9日に半径10キロで実施 環境省と福島県

2021/02/09 09:43

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 郡山市逢瀬町多田野の水田で一月二十九日に見つかった野生のオオハクチョウ一羽の死骸について、県は八日、致死率が高く感染力が強い高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8亜型)が検出されたと発表した。環境省が北海道大で実施した確定検査で判明した。同省と県は死骸発見現場から半径十キロ圏内の野鳥監視重点区域内で九日に緊急調査を実施し、感染範囲の状況把握や感染源の特定に努める。

 県によると、現時点で重点区域内で死んだり衰弱したりした野鳥は発見されていない。県は引き続き重点区域内や県内の主な飛来地で野鳥の監視を強化する。異常が確認されなければ二十八日にも重点区域を解除する方針。

 県は、鳥インフルエンザウイルスが感染した鳥と濃密接触した場合を除き、人に感染する可能性は極めて低いとしている。県民に対し、鳥の排せつ物などに触れた場合は手洗いをし、野鳥の死骸には素手で触らないよう呼び掛けている。

 オオハクチョウの死骸は二月三日、国立環境研究所による遺伝子検査で鳥インフルエンザウイルスA型の陽性反応が確認され、環境省は死骸発見現場から半径十キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定している。県内で陽性反応が出たのは二〇一六(平成二十八)年十二月以来。