

第十四回マイクロロボコン高校生大会のネームカード部門で、須賀川市の清陵情報高情報電子科三年の石井翔陽さんが三位、熊田裕斗さんが五位、小室太貴さんが八位に入賞した。部品の交換、修理を効率化するために、部品をユニット化した点が評価され、特別賞の技術賞に輝いた。
大会は日本工業大の主催。競技用コースに沿って自動走行するロボットのタイムを競う。ロボットの大きさで、一インチ(二・五四センチ)部門と、名刺サイズのネームカード部門がある。今大会は新型コロナウイルス感染拡大を受け、走行動画を送付する遠隔での開催となった。主催団体から送られたコースを使い、タイムを測定した。
入賞した生徒三人、研究リーダーの五十嵐善さん、岡部彰斗さん、有我俊哉さん、本田雅空さんの七人がネームカード部門に出場した。生徒は昨年四月から課題研究の授業で取り組んだ。課題や解決方法を共有するなど、お互いに協力しながら製作を進めた。
三位に輝いた石井さんは「ロボットがコースの形を判断し、直線と曲線の走行速度を変えるプログラミングを組んだ。試行錯誤して大会に臨んだ」と振り返った。リーダーの五十嵐さんは「全員で切磋琢磨(せっさたくま)した成果が出た」と喜びを語った。