第一原発排水路で警報 東電発表 雨水の放射性物質上昇

2021/03/04 09:05

  • Facebookで共有
  • Twitterで共有

 東京電力は三日、福島第一原発の1~4号機西側に通る「物揚場排水路」で、雨水の放射性物質濃度が一リットル当たり一五〇〇ベクレルを超えたことを示す警報が鳴ったと発表した。排水路周辺設備などの巡回で異常がないことなどから、汚染水の漏えいではないとしている。

 東電によると、二日午後六時二十分ごろ、排水路に設置している放射線検知器の警報が鳴った。くみ上げた水からは一リットル当たり八九〇ベクレルのベータ線が確認され、前日の三・一ベクレルから約二百八十七倍の上昇が確認された。東電は原因を調べている。


■1号機建屋、粉じん測定できず

 東京電力は三日、福島第一原発1号機原子炉建屋の最上階周辺で、放射性物質を含んだ粉じんを検知する装置四カ所のうち一カ所で測定できていなかったと発表した。他の三カ所に数値の変動がないことなどから、粉じんが飛散した可能性は低いとしている。

 東電によると、三日午後零時ごろ、社員が1号機原子炉建屋南西側の装置で粉じんを吸い込むホースが外れているのを見つけた。本来より約二十一メートル低い位置の空気を吸引し、測定していたという。