ビクトリーブーケに福島など被災3県の花 メダリストへの副賞

2021/07/24 23:48

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柔道男子60㌔級の表彰式を終え、金メダルを掲げる高藤直寿。左手に持つビクトリーブーケには福島など被災3県の花が使われている
柔道男子60㌔級の表彰式を終え、金メダルを掲げる高藤直寿。左手に持つビクトリーブーケには福島など被災3県の花が使われている

 東京五輪・パラリンピックのメダリストに副賞として贈られる花束「ビクトリーブーケ」には福島、岩手、宮城の被災三県で育てられた花が使われている。大会組織委が大会理念「復興五輪」を踏まえ、東日本大震災時に受けた国内外からの復興支援に感謝の気持ちを伝えるために採用した。

 五輪用は高さ約28センチで、福島産のトルコギキョウとナルコラン、宮城産のヒマワリ、岩手産のリンドウを使用。夏に咲く花の中から色のバランスなどを基に選び、五輪のマスコット「ミライトワ」のぬいぐるみも取り付けた。パラの分も合わせて計約5000個を用意する予定。

 福島県花き振興協議会の橋本栄市会長(福島花き社長)は「福島の花を国内外に知ってもらう絶好のチャンスで大変うれしい」と喜び、花卉(かき)産地として注目を集めると期待する。「被災した浜通りでも花卉栽培が盛り上がってきており、県内の生産者を勇気づけるものだ」として産地育成にさらに力を注ぐ考えを示している。

 副賞にブーケが採用されたのは、2014年のソチ冬季大会以来3大会ぶり。