リーフレタスの宅配サービス 福島県天栄村のNPO法人湯田組

2021/08/16 17:35

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ハウス内でリーフレタスの宅配準備を進める星さん(左)ら
ハウス内でリーフレタスの宅配準備を進める星さん(左)ら

 福島県天栄村のNPO法人湯田組は地元向けに、リーフレタスの宅配サービスを行っている。持続可能な開発目標(SDGs)への関心が高まる中、自然由来のエネルギーを活用して栽培した野菜を地元住民に届けている。

 宅配サービスは新型コロナウイルスの影響でレタスの需要が減る中、今年1月から始めた。ハウスで通年栽培している3種類のミックスレタスを花束のようにまとめて自宅に配達する。根を付けたまま出荷するため、鮮度が落ちにくいという。現在は、約20軒で利用されている。

 ハウスは2013(平成25)年に稼働を始めた。暖房に地熱、冷房に沢水を使用し化石燃料と電力の消費を抑えている。熱源は地熱発電調査用の井戸を再利用している。調査用井戸を農業に利用する取り組みは、全国的にも珍しいという。村が設置し、湯田組が運営管理している。

 宅配サービスを利用している星千夜子さん(86)は「軟らかく食べやすい。特に冬は青物が少ないので助かる」と話す。

 湯田組事務局長の星昇さん(42)は「宅配サービスをきっかけに、再生可能エネルギーは発電だけでないということを知ってほしい」と願いを込めている。