新型コロナ 福島県内の情報

福島県内の新型コロナ自宅療養者が初めて500人超える 28日時点

2021/08/29 21:22

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 新型コロナウイルス感染に伴う県内の自宅療養者は28日時点で506人(前日比7人増)となり、初めて500人を超えた。県が29日、発表した。このうちまん延防止等重点措置の対象区域となっている福島、郡山、いわきの3市で約6割を占める。県内は1日当たりの新規感染者数に大きな減少が見られず医療提供体制が逼迫(ひっぱく)し、無症状者や軽症者が自宅療養となるケースが依然として相次いでいる。

 8月の県内における自宅療養者数の推移は【グラフ】の通り。1日は20人だったが、3日に145人と急増し、5日に200人、7日に300人、16日に400人を超えた。県によると、28日時点の506人のうち、郡山市が3割強、いわき市が2割弱、福島市が1割強という。

 県は496床だった入院病床を今月11日に597床、18日に637床まで増やした。ただ、28日時点の病床使用率は54・5%(前日比2・0ポイント減)と、ステージ4(爆発的感染拡大)の指標「50%以上」を上回っている。県内6つの2次医療圏別に見ると、最も高い県北は68・7%となっている。

 県新型コロナ対策本部の担当者は入院治療を原則とする体制に変更はないとする一方、「より症状の重い人が確実に入院できる体制を維持しなければならない」とし、無症状や軽症の場合は医師の判断に基づいて自宅療養となるケースが続いていると説明する。

 県は337室だった宿泊療養施設を9月1日までに503室に増やす計画で、宿泊療養施設を有効活用しながら自宅療養者数を抑えたい考え。合わせて、血液中の酸素濃度を計測できる「パルスオキシメーター」の貸し出し、24時間の相談対応など自宅療養者への支援体制を維持し、症状把握に努める。