東京五輪代表の田中希実選手が圧巻の走り 福島県郡山市の陸上大会に出場 小中高生とレースで交流

2021/09/24 09:28

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女子3000㍍でペースメーカーとして先頭でレースを引っ張る田中選手
女子3000㍍でペースメーカーとして先頭でレースを引っ張る田中選手

 陸上の中距離に特化した大会「ミドルディスタンス・サーキット」福島大会は23日、福島県郡山市のHRS開成山陸上競技場で開かれた。東京五輪女子1500メートルで8位に入賞した田中希実選手(豊田自動織機TC)が登場。エリートレース女子800メートルで圧勝し、中高生らが出場する女子3000メートルではペースメーカーとして大会を盛り上げた。

 エリートレースはペースメーカー役の小学生ランナーを追い抜くのを禁止する特殊ルールで実施した。田中選手はペースメーカーが外れた500メートル付近で一気に加速。後続を大きく引き離してゴールした。

 田中選手は県内のレースに初めて出場した。「東日本大震災の被災地を勇気付けたかった」と理由を明かし、陸上に取り組む子どもたちには「タイムに縛られることなく、走ることを楽しんでほしい」とメッセージを送った。

 女子3000メートルに出場し、田中選手の背中を追った日大東北高3年の安達茉帆選手は「トップ選手の力を肌で感じた。駅伝に向けて一層、頑張りたい」と話した。

 大会は中長距離専門クラブ「TWOLAPS TC」が企画した。郡山市出身で6月の日本選手権男子800メートルを制した田母神一喜選手(阿見AC)が大会ディレクターを担った。田母神選手は「福島の陸上に対する熱量をさらに上げ、福島を陸上日本一の県にしたい」と語った。