26日まで田んぼアート展 福島県相馬市の子どもアート・メゾン

2021/09/24 20:57

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これまでの活動を写真で振り返る田んぼアート展の会場
これまでの活動を写真で振り返る田んぼアート展の会場

 東日本大震災の津波被害を乗り越え稲作を再開した福島県相馬市岩子の水田で、2014(平成26)年から「田んぼアート」に取り組む有志団体の活動を紹介する「相馬田んぼアート展 IN SOMA」は24日、同市中村のLVMH子どもアート・メゾンで始まった。26日まで。

 水田を所有する地元農家の遠藤友幸さん(60)や市民のほか、被災地支援で訪れた首都圏の舞台美術や建築関係者を中心に活動が始まった。毎年春に稲穂の色が異なる「アート米」の苗を植え、相馬にちなんだ「馬」のデザインを表現。2018年までは、秋になると鮮明な田んぼアートが姿を現した。

 しかし、2019年10月の台風・大雨で水田が浸水。翌年春は田植えができず、さらにコロナ禍の長期化で今年も田んぼアート制作を見送った。2年続けての休止に「活動を衰退させたくない」と、展覧会を初企画した。

 初期からの写真約100枚を展示し、これまでの田んぼアート制作を振り返っている。多くの人が田植えなどに携わり、生き生きとした笑顔で活動する姿も紹介されている。ワークショップコーナーでは、過去のデザインをモチーフにしたストラップ作りも体験できる。

 遠藤さんは「震災を風化させぬよう、来年以降も長く続けたい。展覧会を通じて活動をより多くの人に発信できれば」としている。

 入場無料で、開館時間は午前9時から午後5時(最終日は午後1時)まで。