市町村対抗県軟式野球

郡山鮮やか逆転 須賀川先制実らず 第15回市町村対抗福島県軟式野球大会 決勝

2021/10/04 10:09

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【須賀川市-郡山市】1失点で完投した郡山市の先発古川
【須賀川市-郡山市】1失点で完投した郡山市の先発古川
【須賀川市-郡山市】1回表、須賀川市2死二塁、村越が中前に先制打を放つ
【須賀川市-郡山市】1回表、須賀川市2死二塁、村越が中前に先制打を放つ

▽決勝 郡山市3-1須賀川市

 郡山市が須賀川市に逆転勝ち。郡山市は三回2死一、三塁、作間の中前適時打で同点とした。五回2死三塁、作間の左前適時打で勝ち越した。古川が1失点完投。須賀川市は一回に村越の中前適時打で1点を先制したが、追加点を奪えなかった。


■郡山の古川1失点完投 仲間信じ力に

 郡山市の古川蓮は須賀川市打線を7回1得点に抑え、チームを14年ぶりの王座に返り咲かせた。今大会全6試合に登板し、決勝を含め3試合で完投した。今年から加わった20歳は「決勝で投げ、優勝に貢献できてうれしい」と声を弾ませた。

 立ち上がりは制球に苦しみ、一回に四球と安打で先制を許した。「頼もしい仲間が控えている。いけるところまで投げ切ろう」と気持ちを切り替えた。130キロ超えの直球と変化球を武器に、二~四回は走者を二塁まで進ませなかった。

 五回、1死から左翼フェンス直撃の二塁打を浴びた。青木大輔監督はタイムを取り、続投の意志を確認した。「投げさせてください」。若きエースは意地を見せ、後続を打ち取った。七回も先頭打者に二塁打を許したが得点は許さなかった。

 日大東北高出身。今夏に18年ぶりの甲子園出場を果たした後輩の姿に刺激を受け、今大会に臨んだ。「地元の郡山市に良い報告ができてうれしい。来年の大会も出場し連覇を目指す」と決意を新たにした。


■須賀川悔しさ糧に雪辱誓う

 一回に先制してリードした須賀川市だったが、二回以降、追加点を奪えず3年ぶりの頂点にはたどり着けなかった。

 4番村越秀輝は一回に適時打を放ち先制点を奪った。準決勝で薄豪が無安打無得点の好投で福島市を抑え、勢いに乗って臨んだ決勝の舞台。仲間の活躍で奮い立ち、自らも主砲の仕事をしようと使命感に燃えた。一回、2死二塁、直球を中前にはじき返し、先制点をもたらした。その後、打棒は振るわず「悔しい。何としても優勝したかったのに」と唇をかんだ。

 1-1の同点だった五回から継投した江尻一也は第12回大会優勝時のメンバーで、王座奪還に燃えていた。2死三塁の窮地で郡山市の4番打者に甘く入った直球を痛打され、勝ち越しを許した。「何とか抑えたかったが、失点してしまい、仲間に申し訳ない」と肩を落とした。

 チームの総合力では決してどのチームにも引けを取らないと自負しており、「この悔しさを糧に、来年こそ優勝を目指す」と雪辱を誓った。

須賀川市1000000―1
郡山市 001011×―3
(須)近藤悠、江尻―吉田裕、笠井
(郡)古川―高橋健
▽二塁打 矢吹、鴫原(須)高橋龍(郡)▽盗塁 須1、郡1▽失策 須0、郡1▽奪三振 須1、郡4▽与四死球 須3、郡2▽打撃妨害 笠井2(須)
(球)渡辺(塁)氏家、板橋、小泉
▽試合時間 1時間28分