さくらの郷(福島県二本松市)が内閣総理大臣賞を受賞 農林水産祭三賞むらづくり部門

2021/10/07 09:22

  • Facebookで共有
  • Twitterで共有
総理大臣賞に選ばれた企業組合「さくらの郷」の組合員ら
総理大臣賞に選ばれた企業組合「さくらの郷」の組合員ら

 農林水産省と日本農林漁業振興会による2021(令和3)年度の農林水産祭三賞で、福島県二本松市岩代地区の企業組合さくらの郷(斎藤寛一代表理事組合長)がむらづくり部門の内閣総理大臣賞に選ばれた。道の駅さくらの郷の管理運営と地元農産物の直売、そば栽培推進などに取り組み、地域活性化に貢献している。11月23日に東京・明治神宮会館で表彰式が行われる。

 県が6日発表した。内閣総理大臣賞は天皇杯に次ぐ賞。2017(平成29)年度に同市東和地区のNPO法人ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会が日本農林漁業振興会長賞に選ばれており、県内からのむらづくり部門三賞受賞は2度目。

 企業組合さくらの郷は2000年、担い手不足や耕作放棄地が増加する地域の将来を守ろうと、農家の女性6人が旧岩代町東新殿に開いた約20平方メートルの小さな直売所からスタートした。次第に規模を拡大し、2012年に企業組合を設立。翌年、道の駅さくらの郷として登録された。

 現在は直売所、食堂、体験交流施設などがあり、農産物を中心に年間約1億円の売り上げがある。手打ちそばや窯焼きピザが人気で、名物の「ごんぼコロッケ」は年間約2万2000個を販売する。近くの「合戦場のしだれ桜」を活用して多彩な催しや交流行事を企画。ガス発電設備などの防災機能も整え、地域の拠点となっている。組合員84人中、46人が女性、道の駅はスタッフ22人中、20人が女性で、幅広い業務に活躍している。

 同企業組合は農林水産祭表彰の一環である豊かなむらづくり全国表彰事業で、東北ブロックの農林水産大臣賞にも選ばれた。同賞の表彰式は11月18日に福島市の県土地改良会館で行われる。