【SDGs 福島から未来へ】自然素材の家志木 自然の素材で家づくり

2021/10/17 18:43

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木育活動に取り組む星さん(右)
木育活動に取り組む星さん(右)

 会津美里町の「自然素材の家 志木」は「家族が健康でいられる家」をモットーに自然素材を用いた家づくりを展開している。

 住宅の構造材は天然乾燥材を使用することで、木の最大の特徴である調湿作用を損なわず、爽やかな室内での生活が可能となる。室内の壁には県産の海泥(かいでい)を使うことにより雑菌やカビの発生を防ぎ、住宅アレルギーの発症を大幅に減らす。

 木育にも取り組んでいる。小さい頃から子どもたちに木材に対する親しみや豊かな心、環境問題について考える重要性を伝えている。以前は費用をかけて産業廃棄物として処理していた木材端材を地元小学校や地域の住民らに無償提供する活動も行っている。


■来月6、7日に住宅完成見学会 飯坂

 十一月六、七の両日、福島市飯坂町で住宅完成見学会を開く。無垢(むく)フローリングやウイルスを不活化させる海泥使用の壁など魅力を体感してもらう。予約制で問い合わせは同社 電話0242(54)3321。


■星英樹取締役

 木も人と同じように呼吸する。自然素材にこだわり、健康的な環境で生活できる住まいづくりを目指している。小さい頃から木の良さや環境について考えてもらう“人づくり”にも力を入れている。


【主な取り組み】

■健康的な住まいづくり

・建具、家具も工業化製品を使わず、無垢(むく)材と植物性塗料を用いて自社製作することで、化学物質過敏症になりにくい住宅環境を提供

■木育

・子どもたちに木の良さや特性を学んでもらい、環境を守ることの大切さを理解してもらう

■省エネ

・住宅内に電力を使わずに上昇気流を発生させ、夏は極力エアコンに頼らない生活を提案

■仕事のやりがいへの取り組み

・大工職人、建具職人を正社員化

・全職員各保険に加入し、休日の明確化

・若い人材の育成

■環境と地域に優しい町づくり

・自然素材を使用し、地域の景観を大切にする

■資源の有効活用

・土にかえらないビニールクロスは使わない

・プラスチック素材などは極力使わない

・地域住民に建築端材を無償提供

・カンナくずを産業廃棄物とせず、地元農家へ堆肥資材として提供し、環境循環型農業を実現