JRA競馬学校騎手課程に合格 福島東稜高1年の遠藤汰月さん 福島県出身で3年ぶり

2021/10/23 09:50

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競馬学校騎手課程に合格し笑顔を見せる遠藤さん
競馬学校騎手課程に合格し笑顔を見せる遠藤さん

 日本中央競馬会(JRA)は22日、令和4年度のJRA競馬学校騎手課程・第41期の入学試験合格者9人を発表した。福島県から福島市の遠藤汰月(たつき)さん(15)=福島東稜高1年=が合格した。本県出身者の合格は2018(平成30)年の土田真翔さん(18)=競馬学校騎手課程3年在学中=以来、3年ぶり。遠藤さんは騎手への第一歩を踏み出した。

 遠藤さんが乗馬を始めたのは母千恵子さん(54)の勧めで、競馬場で活動する福島乗馬スポーツ少年団に入ったのがきっかけ。「動物はあまり得意ではなかった」と振り返るが、父俊也さん(48)に連れられて来た福島競馬場のスタンドでレースを見て、騎手の姿が輝いて見えたという。

 騎手に憧れ、競馬学校への入学を目指した。明るい性格でスポ少のムードメーカーだった。一昨年、騎手を目指す人のために競馬学校の教官らが指導するカリキュラム「Jドリーム」を受講し上達した。昨年、競馬学校を受験したが不合格。諦め切れずに福島東稜高に入学し馬術部で練習を続けてきた。馬術部ではインターハイの団体に出場した。

 受験の2週間前に馬に蹴られて右足を負傷した。「きつかったけど必死で頑張った。面接でも騎手になりたいという気持ちを懸命に伝えた」と振り返る。合格の知らせに「諦めなくて本当によかった。続けさせてくれた両親に感謝したい」と喜びをかみしめた。

 160センチ、43キロ。課題は「馬の操作やバランスを取ること。体力的にもまだまだ」と話す。「騎手になるための技術と体力をつけなければならない。将来は信頼されるジョッキーになりたい」と夢を膨らませた。