「会食心得10か条」に学ぶ(10月27日)

2021/10/27 09:23

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 新型コロナの新規感染者が全国で減少している。東京や大阪など都市部の飲食店に要請されていた営業時間短縮や酒類提供の制限が解除された。繁華街が活気づき、仕事帰りの会社員が、のれんをくぐりジョッキを空ける。そんな日常が戻ってくるのか▼お隣の山形県は今月、コロナ禍で打撃を受けた飲食店の応援と経済回復を目的に大胆な一手を打った。県職員が率先して街に出て、三密対策などを講じている二千超の認証店限定で会食する試みだ。警察官や教職員らを除く、知事部局の約四千人に声を掛けた▼感染の再拡大を防ぐために「会食心得10か条」と銘打ったルールが示された。不織布マスク着用、飲酒を伴うカラオケ厳禁、二時間以内、十人以下などを明文化した。「深酒やはしご酒は控える」とあり、二次会や三次会はご法度だ。それでも久しぶりのにぎわいを関係者は期待する▼近年、職場の飲み会を避けたいという若者が増えていると聞く。上司の自慢話や昔の話を延々と聞かされるのがいやなのだろう。「10か条」には「お酌はしない(上司への気遣いは不要)」ともある。若い世代を含めた懇親の新しいスタイルになればいいが…。