今季のサケやな漁が始まる 福島県相馬市の宇多川

2021/10/29 21:13

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やな漁開始初日に水揚げされたサケを運ぶ漁業関係者=29日午前6時30分ごろ
やな漁開始初日に水揚げされたサケを運ぶ漁業関係者=29日午前6時30分ごろ

 福島県相馬市の宇多川で29日、宇多川鮭増殖組合による今季のサケやな漁が始まった。

 松川浦近くの同川下流に設けた高さ6メートル30センチのやな場で、組合員10人ほどが午前5時30分ごろから作業した。

 この日、やな場に入っていたサケはわずか2匹で、このうちオス1匹を捕獲して放射性物質を調べた。やな漁はサケの上(そじょう)状況を見ながら11月末から12月初めごろまで行う。

 全国的にサケが不漁傾向で同川でも漁獲量が少ないと予想されるため、今季は水揚げしたサケを出荷せず、採卵用としてすべて市内山上のふ化場に運ぶという。

 採捕責任者の稲村正夫さん(78)は「採卵と稚魚のふ化につなげるためにも、少しでも多く上してきてくれれば」と期待を込めた。