東日本大震災・原発事故

廃炉めぐる国際フォーラムが開幕 情報発信の重要性認識 福島・浪江町

2021/11/01 07:32

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情報発信の在り方などについて意見を交わしたパネルディスカッション
情報発信の在り方などについて意見を交わしたパネルディスカッション

 東京電力福島第一原発の廃炉に向けた課題に理解を促す「第5回福島第一廃炉国際フォーラム」は31日、福島県浪江町地域スポーツセンターで始まった。初日は地元住民や有識者らによるパネルディスカッションを開催。廃炉作業に関し、地域や年代など多様性を踏まえた情報発信の重要性について認識を共有した。

 東日本大震災・原子力災害伝承館の高村昇館長が司会を務めた。浪江町の任意団体「なみとも」の小林奈保子代表は、廃炉や放射性物質トリチウムを含んだ処理水の海洋放出方針などに関する情報発信について、現状ではターゲットが不明確と指摘。「情報を届けたい相手に応じた発信が必要だ」と訴えた。原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF)の山名元(はじむ)理事長は「情報がしっかりと伝わるよう努力をしていく」と語った。

 フォーラムはNDFの主催。開沼博東京大大学院情報学環准教授(いわき市出身)が総合プロデューサーを務め、約200人が来場した。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止したため、2年ぶりの開催。最終日の1日はいわき市のアリオスで開く。