
第49回衆院選は10月31日に投票、即日開票された。比例東北(定数13)では、1区で落選した自民党の前職亀岡偉民氏(66)=比例名簿登載同列2位=、2区で落選した立憲民主党の新人馬場雄基氏(29)=比例名簿登載同列1位=、3区と重複立候補した自民党の前職上杉謙太郎氏(46)=比例名簿登載同列2位=、4区で敗れた自民党の前職菅家一郎氏(66)=比例名簿登載同列2位=が復活当選した。亀岡氏は5回目、上杉氏は2回目、菅家氏は4回目の当選。馬場氏は初陣で初当選。
県内の5小選挙区には自民党の前職5人、立憲民主党の前職3人と新人1人、共産党の新人1人の計10人が立候補し、自民前職2人、立民前職3人が当選した。
自民は2区で前職根本匠氏(70)が9回目、5区で前職吉野正芳氏(73)が8回目の当選を飾った。2人とも自公連立政権の実績と継続をアピールし支持層を手堅くまとめ、浮動票も取り込んだ。元復興副大臣で1区の前職亀岡氏、外務政務官で3区の前職上杉氏、元復興副大臣で4区の前職菅家氏は落選した。自民の県内小選挙区当選者は2017(平成29)年の前回衆院選より1人減らし、2勝3敗だった。
立民は1区の前職金子恵美氏(56)が3回目、3区の前職玄葉光一郎氏(57)が10回目、4区の前職小熊慎司氏(53)が4回目の当選を果たした。いずれも新型コロナウイルス対策などの不備を指摘し、政権交代を訴えた。2区の新人馬場雄基氏(29)は落選した。
県内で共産初の野党統一候補となった5区の新人熊谷智氏(42)は敗れた。