高校サッカー

決勝は尚志vs学法石川 全国高校サッカー福島県大会

2021/11/06 21:14

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【尚志―福島東】前半40分、福島東のFW守屋がPKを決め、1点を返す
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【帝京安積ー学法石川】PK戦の末敗れ、うなだれる帝京安積イレブン
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 第100回全国高校サッカー選手権大会福島県大会は6日、郡山市の郡山西部サッカー場で準決勝2試合が行われ、尚志、学法石川が決勝に勝ち上がった。

 第1試合は第1シード尚志が第4シードの福島東を4―1で破り、2年ぶりの頂上決戦に駒を進めた。第2試合は前回王者学法石川が第2シードの帝京安積にPK戦で競り勝ち、2年連続で決勝進出を果たした。

 決勝は7日午後零時10分から、同会場で行われる。優勝校は12月28日に東京都の国立競技場で開幕する全国大会に出場する。

 大会は新型コロナウイルス感染対策を講じて開催している。決勝は前売り券の購入者のみが観戦できる。

■最大限の力発揮 福島東FW守屋、PKで意地

 福島東は8年ぶりの四強入りを果たしたが、序盤からリードを奪われる展開で決勝進出を果たせなかった。チーム唯一の得点で気を吐いたFW守屋巧(3年)は「尚志を相手に力を出し切って戦うことができたが、敗れてしまい悔しい」と目元を赤くした。

 3点のリードを許した前半40分、ペナルティエリア内でパスを受けた守谷はフェイントで相手のファウルを誘った。自ら得たPKでは相手GKの動きを見極め、冷静にゴール左下に沈めた。「前半の内に1点返したいと必死だった」とゴールの瞬間を振り返った。指揮官の斎藤克幸監督は「冷静に周りを見ながらプレーしていた。最大限の力を出し切ってくれた」と評した。

 前回大会の準々決勝でも敗れた相手で、打倒尚志を目標に練習に励んだがかなわなかった。「想像以上に壁は大きかった。後輩が乗り越えてくれるように応援し続けたい」と期待を寄せた。

■帝京安積ハードワーク貫く

 緊迫したPK戦。帝京安積9人目のDF渡部心大は、シュートを止められた瞬間、ピッチに顔を伏せた。すぐに駆け寄り、渡部を励ました主将のMF草間太耀は「力を出し切った。このチームの主将ができて良かった」と涙を拭った。

 前半から持ち味のハードワークを貫いた。相手に常にプレッシャーを与えてマイボールにすると、素早い攻撃を仕掛けて90分間で2度のリードを奪った。だが交代枠を使い切った後、FW横塚翼が足を痛めてプレーが続行できなくなり、10人での戦いを余儀なくされた。粘る学法石川の反撃をかわし切れなかった。

 今季から参入した高円宮杯U-18プリンスリーグ東北で残留を決めており、草間は「後輩に良いプレゼントを残せた」とし、「高いレベルで力をつけ、来年は全国選手権出場の夢をつかんでほしい」と思いを託した。