福島・南相馬にドローン研究開発拠点開所 ベンチャー「テラ・ラボ」

2021/11/18 19:54

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市復興工業団地に開所したテラ・ラボの工場
市復興工業団地に開所したテラ・ラボの工場

 固定翼型の小型無人機(ドローン)開発のベンチャー企業「テラ・ラボ」(本社・愛知県春日井市)が整備を進めていた工場が18日、福島県南相馬市原町区萱浜の市復興工業団地に開所した。大規模災害発生時の情報収集を担うドローンの研究開発拠点となる。

 工場には危機対策室、管制室、製造格納庫を備える。長距離飛行の実現に向けた機体の実証試験に加え、災害発生時に被災地の上空で収集したデータについて解析し、関係機関と共有できるよう取り組む。飛行試験では工場に隣接している福島ロボットテストフィールドの滑走路を利用する。

 敷地面積約1万700平方メートル、延べ床面積約1300平方メートルで、総工費は約3億円。国の自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金を活用した。既に地元で社員3人を採用し、将来的に地元雇用を20人まで増やす方針。

 現地で竣工(しゅんこう)式を行い、松浦孝英社長や門馬和夫市長ら関係者がテープカットして開所を祝った。松浦社長は「雇用創出や産業振興に向けて努力し、地域課題を解決させるメガベンチャー企業を目指す」と語った。