CO2削減へ木質バイオマスボイラー12月本格稼働 福島県喜多方市の蔵の湯 会津産チップ使用

2021/11/25 09:23

  • Facebookで共有
  • Twitterで共有
12月に本格稼働する木質バイオマスボイラー
12月に本格稼働する木質バイオマスボイラー

 福島県喜多方市の会津森林活用機構株式会社(唐橋幸市郎社長)は、喜多方市内の道の駅喜多の郷にある蔵の湯で整備を進めてきた木質バイオマスボイラーを12月に本格稼働させ、二酸化炭素(CO2)削減事業の実証をスタートする。

 同社によると、ボイラーはイタリア製で定格出力230キロワット。会津地方で伐採した木材を加工した燃料チップを使用する。本格稼働に伴い、現在使用している灯油ボイラーと比べ年間212トンの二酸化炭素排出削減を見込んでいる。

 当初は8月の稼働を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い部品の輸入が滞り整備が遅れた。

 導入費用約8000万円の一部について、東邦銀行と日本政策金融公庫会津若松支店国民生活事業が協調融資した。

 会津森林活用機構は森林資源を活用した地域経済の循環と低炭素社会の実現を目指し、2018(平成30)年に発足。官民連携組織「会津地域森林資源活用事業推進協議会」加盟の商工団体や企業などで組織している。実証結果を踏まえ、会津地方の13市町村に木質バイオボイラーを整備し、森林資源の有効活用を目指している。