東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興願う田植え踊りと獅子舞 福島県浪江町の請戸芸能保存会

2021/12/05 17:55

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雅楽の舞台で情感を込めて田植え踊りを披露する保存会の会員
雅楽の舞台で情感を込めて田植え踊りを披露する保存会の会員

 福島県浪江町請戸の郷土芸能と雅楽が共演するステージ「雅道の友垣(ともがき)in福島」は5日、いわき市勿来市民会館で開かれた。避難先から集まった請戸芸能保存会の会員が、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興を願い、田植え踊りと獅子舞を披露した。

 原発事故後から請戸芸能保存会を支援している東京都の雅楽団体の雅楽道友会が、震災から10年が経過した節目に伝統芸能を次世代に継承する一助にしようと企画した。

 獅子舞と田植え踊りは、厳かな雅楽の舞台上で行われた。請戸芸能保存会の会員が情感を込めて舞っていた。

 保存会の佐々木繁子会長は「各地に散った踊り手たちが集まり、発表する場の大切さを実感した。今後も皆が集まれるよう努めたい」と感想を述べた。

 雅楽道友会は県内の神職でつくる福島みやび会と雅楽の「越天楽」と「打球楽」などを奏でた。