
NPO法人富岡町3・11を語る会の世代間交流会「町探検バスツアー」は11日、福島県富岡町内で開かれ、小学生や高齢者が名所・旧跡などを巡り、町の歴史や産業に理解を深めた。
同法人が世代間の交流を通して町について見識を高め、愛着を深めてもらおうと初めて実施した。小学生から高齢者までの町民ら約30人が参加した。
参加者は、一般社団法人とみおかワインドメーヌのブドウ畑や休校中の富岡高など六カ所を見て回った。龍台寺では矢内隆久副住職から寺の歴史について説明を受けた。参加者は町の復興を願いながら鐘楼で鐘を突いた。
青木淑子代表は「それぞれの場所で、町の人から日頃聞くことができない貴重な話を聞くことができた。子どもたちが町に興味を持つきっかけになってほしい」と語った。