
2月に開幕する北京冬季五輪のフリースタイルスキー女子モーグル日本代表に、福島県猪苗代町在住の星野純子選手(32)=リステル=が選出されるのが確実となった。米ユタ州ディアバレーで14日、五輪選考対象の最後の大会となるワールドカップ(W杯)第9戦が行われ、星野選手は11位となり、代表入りを決定的にした。全日本スキー連盟(SAJ)は今月下旬にも代表選手を正式発表する。星野選手は選出されれば2大会ぶり2度目の五輪出場。
五輪出場は男女とも4枠。SAJは昨季と今季の世界選手権、W杯の入賞回数を五輪代表の選考基準に示していた。枠を越える人数が条件をクリアした場合、W杯などの成績をポイント化した世界ランキング上位者から選ぶとしていた。星野選手は13日の第8戦で今季自己最高位の4位入賞を果たすなどしてポイントを伸ばし、ランキングで日本の上位4番目に入った。
星野選手は新潟県長岡市出身。高校生のころから猪苗代町のスキー場リステルスキーファンタジアに通い、モーグルの練習を重ねた。新潟大在学中から「チームリステル」に所属し、W杯などの国際大会に出場、同大卒業後にホテルリステル猪苗代に入社し、同ホテルスポーツレジャー部に勤務している。初出場だった2014(平成26)年のソチ冬季五輪は25位だった。
北京冬季五輪は2月4日に開幕する。女子モーグルの予選1回目は開幕に先立ち3日に行われる。