福求める人にぎわう 福島県三春町でだるま市

2022/01/16 18:16

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一年の福を求める人でにぎわう三春だるま市
一年の福を求める人でにぎわう三春だるま市
今年の希望の一文字「久」を記した大型だるま
今年の希望の一文字「久」を記した大型だるま

 新春恒例の三春だるま市は16日、福島県三春町中心部の大町おまつり道路で催され、1年の福を求める人でにぎわった。

 江戸時代から続くとされる伝統行事。高柴デコ屋敷で作った三春だるま(高柴だるま)や三春張り子などの縁起物を扱う露店や、持ち帰りの飲食物を販売する店合わせて約60軒が並んだ。新型コロナウイルスの感染拡大防止に努め、来場者にはマスクの着用などに協力を求めた。

 例年大勢が見物する三春太鼓とひょっとこ祝い踊りの披露は中止とし、会場での飲食を禁止した。

 訪れた人は他の人と間隔を取って整然と並び、お気に入りの品を探していた。


■「希望の一文字」だるまお披露目 玄侑宗久さん揮毫

 三春だるま市の開会式で、「希望の一文字」を記した大型だるまがお披露目された。

 今年の一文字は「久」。福島県三春町の芥川賞作家玄侑宗久さん(福聚寺住職)が揮毫(きごう)した。2010(平成22)年から毎年発表しており、これまでの一文字は発、根、興、地、破、竹、生、夢、醒、遇、翁、香だった。「発」から「生」までは「根を発し、地を興す破竹の生」との七言絶句になる。「夢」から新たな句が始まっている。

 玄侑さんは「『虎』のごとく、『寅(つつ)しみ』深く進むことで『久しき』ものをより久しく保ちたい」とのコメントを寄せた。