

JAパールライン福島(本社・福島市)はウルトラマンをパッケージにデザインした福島県須賀川市岩瀬地区産コシヒカリ「岩瀬清流米」のパックご飯と精米を商品化した。17日、ウルトラマンの生みの親・円谷英二監督の出身地でもある同市にパック約6200個と精米500キロを贈った。
同社のパールライス事業部が市内にあるため、商品化には市の地域ブランド力活用事業補助金を使った。岩瀬清流米は岩瀬地区を流れるおいしい水を使った特別栽培米。パックは180グラム入りで2万個、精米は5キロ入りで8000袋製造する。追加製造も検討している。
寄贈は市の補助金を活用した商品を地元の子どもたちに食べてもらうためで、贈呈式は市役所で行われた。佐藤勝則社長、渡部俊男JA全農福島本部長らが橋本克也市長らに商品を手渡した。橋本市長は「素晴らしいコメを広く知ってもらえるチャンスになる」とあいさつし、佐藤社長は「コメの消費拡大につなげたい」と応えた。
市はパックを市内の小、中学校、市立幼稚園の子どもたちに配り、精米を市立の保育所とこども園で給食に役立てる。
1月下旬から、インターネット通販や県南地区の一部スーパーマーケット、JA夢みなみの直売所で販売する予定。1個当たりの値段は販売元によって異なり、パックは200円前後、精米は2000円前後になるという。