東日本大震災・原発事故

映画「家路」テーマにトークイベント 福島県双葉町の原子力災害伝承館

2022/01/23 09:37

  • Facebookで共有
  • Twitterで共有
福島福島県の未来について語る久保田監督(左)。中央は秋元さん、右は高村館長
福島福島県の未来について語る久保田監督(左)。中央は秋元さん、右は高村館長

 福島県双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館は22日、震災と東京電力福島第一原発事故後の福島県を舞台にした映画「家路」をテーマにトークイベントを開いた。映画の久保田直監督らが撮影時を振り返り、福島の未来について語り合った。

 イベントのテーマは「映画『家路』でみる あのとき これから」。久保田監督の他、伝承館の高村昇館長、映画で農業の演技指導に当たった福島県川内村の秋元美誉さんが意見を交わした。

 久保田監督は昨年9月、映画の舞台となった川内村や福島県富岡町を訪問しており、「震災と原発事故を風化させてはいけない」と強調した。高村館長は「復興が進む地域と進んでいない地域がある。その差をどう埋めていくかが課題だ」と述べた。

 秋元さんは出演者への演技指導の経験を踏まえ、「若い人が集まり、県内の農業が活性化してほしい」と願った。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、参加者はオンラインで視聴した。

 映画は2014(平成26)年に公開された。警戒区域となった古里に20年ぶりに帰ってきた青年と、葛藤を抱える家族が絆を再生させていく物語となっている。