
福島県磐梯町のスキー場・星野リゾートアルツ磐梯に、北京冬季五輪のスノーボード女子スロープスタイル、ビッグエアに出場する星野リゾート所属の鬼塚雅選手(23)=熊本県出身=の名を冠した特設練習場「Miyabi Park(雅パーク)」が完成した。
雅パークは鬼塚選手の要望を反映して作られた。五輪で披露する予定の大技を練習するジャンプ台などを備えている。全長約150メートルでジャンプ台の高さは約10メートル。ジャンプすれば約20十メートルの飛距離が出る。
海外を転戦している鬼塚選手が昨年末に一時帰国し、練習する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止した。雅パークは2月3日から「グローバルパーク」として、国内のフリースタイルスキーの競技者に開放する。
完成発表会は26日、星野リゾートアルツ磐梯のリゾートセンターEASTで開かれた。米国で調整中の鬼塚選手がオンラインで参加した。
応援メッセージの動画を見て、目を潤ませた鬼塚選手は「4年間努力を続け、後悔なく五輪に臨める。目標は金メダル。応援してくれる人たちに勇気と元気を届ける滑りを見せる」と闘志を燃やした。