東日本大震災・原発事故

東電福島第一原発の廃炉作業を考える 復興庁がオンラインツアー

2022/02/20 17:54

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意見を交わす出演者
意見を交わす出演者

 東京電力福島第一原発の廃炉作業について県内外の人に考えてもらうオンラインツアーが20日、福島県富岡町の東京電力廃炉資料館を会場に催された。出演者からは、福島第一原発に関する情報発信について透明性を高めるべきとの声が上がった。

 コメンテーターとして出演した関西学院大の村尾信尚教授は廃炉作業の透明性の確保が重要だとし「小さな事故でも隠すことなく、すぐに公表するべき」と指摘した。経済産業省資源エネルギー庁の木野正登廃炉汚染水処理水対策官は「良いことも不都合なことも情報公開することが大事」と述べた。

 昨年12月に福島第一原発構内を見学したというアイドルの和田彩花さんも出演した。「原発の廃炉にはまだまだ長い時間が必要だと知った」と語った。出演者からは、若い世代に被災地に来訪してもらうべきとの意見も出た。

 オンラインツアーは復興庁の主催。動画投稿サイト「ユーチューブ」を活用して全国に配信した。溶融核燃料(デブリ)の取り出しに向けた最新の動きや汚染水・処理水対策、労働環境の改善などについて木野氏が解説した。参加者から質問を受け付け、意見を交わした。