次世代型の介護福祉士育成へ 福島県いわき市の東日本国際大 文科省DX事業に採択

2022/03/16 18:19

  • Facebookで共有
  • Twitterで共有
介護と福祉の質の向上を誓う中山学長
介護と福祉の質の向上を誓う中山学長

 福島県いわき市の東日本国際大は文部科学省のDX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した高度専門人材育成事業に採択され、2022(令和4)年度に次世代型の介護福祉士を育成する。中山哲志学長が16日、大学で会見して発表した。

 熟練した介護・福祉従事者の視線や体の動かし方を生体指標測定技術で解析し、疑似体験できる仮想現実(VR)や拡張現実(AR)を開発する。経験則に頼った教育や訓練より、効率的な技能の習得が期待されるという。介助を補助する装着型ロボットの研修や教材の開発も進める。

 約7300万円の補助金を受け、器材や装着型ロボットを購入する。一連の事業は健康福祉学部で主に実施されるが、地域の介護・福祉従事者にもVRや教材を提供する方向で検討している。

 中山学長は「介護、福祉はデジタルをどう生かすかが今後のテーマだ。地域と連携して介護などの質を向上させる」と誓った。

 高度専門人材育成事業はデジタルと専門分野を掛け合わせた取り組みを推進している大学や短大、高専が対象。介護や福祉の他、農業、芸術などの専門分野を研究する39機関が採択され、県内では東日本国際大が唯一だった。