社殿修復がクラウドファンディングで完成 福島県二本松の木幡山隠津島神社内「養蚕神社」

2022/03/28 17:46

  • Facebookで共有
  • Twitterで共有
有志らの力で美しく修復された養蚕神社の社殿
有志らの力で美しく修復された養蚕神社の社殿

 国重要無形民俗文化財「木幡の幡祭り」で知られる福島県二本松市の木幡山隠津島神社で、境内の末社「養蚕神社」の社殿修復がクラウドファンディングなどにより完成した。27日、現地で竣工(しゅんこう)式が行われ、氏子、有志らが継承を誓った。

 現代人の心のよりどころとなる新しい神社の在り方を考えようと、全国の多くの人に呼び掛けるクラウドファンディングに取り組んだ。築200年を経て老朽化した養蚕神社の修復のため、全国の361人から目標の200万円を大きく超える350万円の支援が集まった。神社の資金と合わせて屋根、壁、回廊を修理し、美しく塗り直した。クラウドファンディングの返礼で「助っ人宮大工」「神主・巫女体験」などを企画し、多くの人が神社の建築や作法に理解を深めた。

 竣功式には関係者約30人が参列した。安部匡俊宮司が祝詞を奏上し、菅野守芳責任役員、武藤正俊総代長、クラウドファンディング賛同者代表の片平俊夫さんらが玉串をささげた。安部宮司は支援に感謝し、「産業発展と家庭繁栄の願いを込めて祭っていきたい」とあいさつした。参列者には社殿の古い木材で作った記念のお札が配られた。