
福島県棚倉町はスポーツ・リゾート施設「ルネサンス棚倉」に24時間利用可能なテレワークスペースを整備し、供用を始めた。新しい人の流れを創出し、地方と首都圏をつなぐ拠点とする。現地で13日、お披露目会が開かれた。
テレワークスペースは研修や会議などで使用していた部屋を改修して設けた。深夜帯利用者は事前にフロントでの予約が必要で、専用のQRコードを読み取り登録すると、アプリ上で鍵が受け取れる仕組み。部屋の入り口でアプリ内のボタンを押すと自動で鍵が開く。深夜帯に鍵を受け渡す必要がなくなり、24時間の利用が可能となった。
防音の個室「テレキューブ」やWi―Fi(ワイファイ)、コピー機などを完備しており、パソコンやテレビモニターなどを貸し出す。
町は国の地方創生テレワーク交付金を活用し、総事業費988万円で整備した。管理運営は株式会社ルネサンス棚倉が担う。
料金は1日当たり1人1000円で、1時間200円。貸し切りは1日1万円、3時間で5千円となる。9月30日までは、お試しキャンペーンとして料金を半額とする。町民は午前9時から午後5時まで無料。