
ポーランドのパヴェウ・ミレフスキ駐日大使は13日、福島県庁に内堀雅雄知事を表敬訪問した。ロシアが侵攻したウクライナと国境を接する国内に避難民約250万人を受け入れた経緯を説明し、県民や日本からの支援に感謝した。
ポーランドとウクライナは歴史や文化のつながりが深く、ミレフスキ大使は「避難民ではなく仲間やきょうだいとして受け入れている」と語った。内堀知事は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興支援に感謝。県民が全国各地に避難している現状を踏まえ、「ポーランドを支えることがわれわれの誠意」と述べて赤べこを贈った。
ミレフスキ大使は浪江町の福島水素エネルギー研究フィールドや福島大も訪れた。脱炭素社会に向けた水素の活用などで本県との協力関係を構築する考えを示した。