【動画あり】福島市街地にニホンカモシカ JR福島駅から1キロ、一時騒然 民家敷地で捕獲

2022/04/27 09:24

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市街地にある住宅の塀付近に逃げ込んだニホンカモシカ。手前は捕獲作業に臨む福島署員=26日午前11時10分ごろ、福島市野田町
市街地にある住宅の塀付近に逃げ込んだニホンカモシカ。手前は捕獲作業に臨む福島署員=26日午前11時10分ごろ、福島市野田町

 26日午前7時15分ごろ、福島市森合の住民から「シカがいる」などと110番通報があった。福島署員や市職員が付近を捜索し、午前11時35分ごろ、同市野田町二丁目の民家の敷地内でニホンカモシカ1頭を捕獲した。けが人はいなかった。

 市によると、捕獲したニホンカモシカはオスの成体で、体長約150センチ、体重約50~60キロ。捜索には同署や市、県猟友会福島支部などから30人以上が加わったが、民家の庭や路地裏に逃げ込むなど作業は難航。民家の軒先まで追い込んだ末、県野生生物共生センター(大玉村)の職員が麻酔薬を注射し、眠ったところを捕らえた。現場はJR福島駅から西に約1キロの住宅街で、一帯は一時騒然となった。

 ニホンカモシカは国の特別天然記念物。市によると、市内でも山間部などで目撃される場合はあるが、市街地に出没するのは珍しいという。捕獲された民家近くに住む70代男性は「35年ほど暮らしているが、カモシカが出たのは初めて。どこから来たのか」と不思議がっていた。

 市によると、捕獲したニホンカモシカは関係者が山に放そうとしたが、搬送途中で死亡したという。