東日本大震災・原発事故

飯舘牛の煮込みハンバーグなど完成 福島県飯舘村

2022/04/29 21:11

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商品を手に笑顔を見せる(右から)山田さん、山際社長、佐藤課長
商品を手に笑顔を見せる(右から)山田さん、山際社長、佐藤課長

 福島県飯舘村でかつて特産だった「飯舘牛」の復活を目指し、村などが開発した村産黒毛和牛のオリジナル加工商品が完成した。煮込みハンバーグやポトフなど4種類で、29日から村内の「いいたて村の道の駅までい館」で販売が始まった。畜産農家らは「ブランド再興の第一歩。生産振興の契機にしたい」と意気込む。

 飯舘牛は東京電力福島第一原発事故に伴い、2千頭以上が売却や村外への避難を強いられブランドが途絶えた。村や畜産農家らは肥育頭数の増加、安定供給体制の整備などで基幹産業の復活を目指している。

 加工商品の開発は村と、までい館などが飯舘牛復活応援プロジェクトの第一弾として企画した。商品には出産を経験した経産牛を使用している。脂身は少なく濃い赤身が特徴で、肉本来の味わいが楽しめるという。山際食彩工房(会津若松市)が監修した。

 商品はポトフ(税込み600円)、すき焼き煮(同620円)、煮込みハンバーグ(同600円)、炊き込みご飯の素(もと)セット(3種類入りで同1850円)。レトルトで常温保存できる。施設内のレストランでは数量限定でハンバーグカレー(同800円)、子ども用ハンバーグカレー(同500円)の提供も始めた。

 発売初日は村内の畜産農家山田豊さん、山際食彩工房の山際博美社長、までい館の佐藤祐太事業部課長が来訪者にPRした。