
福島県福島市で7月末に開催予定の「ふくしま花火大会」で、愛知県豊橋市名物の「手筒花火」が披露される見通しとなった。福島市の木幡浩市長と豊橋市の浅井由崇市長が6日、福島市役所で懇談し、明らかにした。
福島市出身の作曲家古関裕而さんと妻で豊橋市出身の金子(きんこ)さんをモデルにしたNHK連続テレビ小説「エール」がきっかけとなった。
手筒花火は火薬を詰めた1メートルほどの竹筒を人が抱えながら行う花火。豊橋市で撮影されたエールの一場面にも登場した。
花火職人が豊橋市から訪れる。浅井市長は「民間の交流を盛り上げ、行政同士の連携強化につなげたい」と述べた。木幡市長は「互いの交流のメリットを確かめながら進化させたい」と語った。
ふくしま花火大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年から2年連続で中止となった。今年は44回目で、福島市の阿武隈川と松川の合流地点で打ち上げる計画。