


第58回全国高校将棋選手権大会の福島県大会は14日、郡山市の安積高で開かれた。団体戦は喜多方(東海林駿斗さん、田場川幸成さん=ともに3年=、菊地一輝さん=2年=)、個人戦の男子は樋口光太朗さん(会津3年)、女子は鈴木由香さん(福島2年)が優勝した。
団体戦を制した喜多方、個人戦男子優勝の樋口さんと準優勝の小島佑斗さん(福島成蹊2年)、個人戦女子優勝の鈴木さんと準優勝の藤原麻緒さん(磐城2年)は8月3、4の両日、東京都港区で開かれる全国大会に出場する。
団体戦の喜多方は昨年と同じ3人で2連覇を飾った。東海林さんは「根気強く戦い抜けた。全国では10位以内を目指す」と意欲を示した。個人戦男子で2年連続優勝の樋口さんは「昨年はベスト16だったので、2日目(ベスト8)に残りたい」、個人戦女子で初優勝の鈴木さんは「自分の成長を確認できた。県代表の名に恥じない戦いをする」と全国舞台での目標を掲げた。
福島民報社、県高校文化連盟、県高校将棋連盟の主催、県将棋連盟の後援。3人1組の団体戦は4校が出場し、リーグ戦で頂点を争った。個人戦男子は27人が出場し、予選リーグと決勝トーナメント、女子は8人がトーナメント戦で競った。新型コロナウイルス感染防止策として、対局者の間に仕切りを設置した。
団体戦準優勝は磐城、3位は安積、個人戦の3位は男子が市川優輝さん(福島2年)、女子が日向寺芽衣さん(東日大昌平2年)だった。