21日から本戦準決勝以上の対局 福島県会津若松 第9期会津中央病院・女流立葵杯

2022/05/21 09:48

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対局場の検分を終えた(左から)奥田四段、上野女流棋聖、鈴木七段、木部二段
対局場の検分を終えた(左から)奥田四段、上野女流棋聖、鈴木七段、木部二段

 囲碁の女流タイトル戦「第9期会津中央病院・女流立葵杯」は21日から、福島県会津若松市東山温泉の「今昔亭」でが行われる。20日は出場棋士が会場に到着、和服姿で対局場を検分し「会津決戦」に向けてそれぞれが決意を披露した。

 4強入りを果たしたのは、上野愛咲美(あさみ)女流棋聖(20)、鈴木歩七段(38)、奥田あや四段(33)、木部夏生二段(26)。このうち木部二段は初の本戦進出でベスト4に勝ち上り、会津では初の対局となる。

 着付けを終えた4人は、色彩豊かな二尺袖の着物とはかま姿で対局場に登場した。準決勝で座る位置に着席して碁盤と碁石などを確認し、花束を手にそれぞれの思いを語った。

 上野女流棋聖は棋風は厳しいがいつもにこにこ。「昨年は1週間滞在したが、家に帰ってみたら温泉が良かったようで肌がつるつるになっていた。会津にまた来ることができて幸せ」とユーモアたっぷりに抱負を述べた。

 「東北に来るとほっとする」と鈴木七段。2年前に挑戦者になった時、新型コロナウイルスの影響で挑戦手合の会場が東京になったことを振り返り「今度は会津で3番勝負が打てるよう頑張りたい」と気を引き締めた。

 奥田四段が晴れ着に袖を通すのは3回目だが、前身の「第1回会津中央病院杯」で決勝で敗れたことが忘れられない。「悔し涙を流したことを昨日のことのように思い出す。ベスト4に入るのはその時以来で、自分らしい碁を打ちたい」と前を見つめた。

 木部二段が悲願を達成した。「以前に記録係として前夜祭に参加した際、地元の方から励ましていただき、それ以来、対局者としてここに戻って来るのが目的だった。悔いのない対局にしたい」と声を弾ませた。

 温知会の渡部満事務長、福島民報社の中尾富安専務、立会人の岡田結美子六段、共に日本棋院常務理事の青木喜久代八段と宮崎龍太郎七段らが検分を見守った。着付けには民族衣裳文化普及協会福島支部の小林佳奈子副支部長と菅沼裕子さんが協力した。