
福島「ご当地グルメ」
福島県内の「中通り」「浜通り」「会津地方」各地域独特の食材や調理法で作られた、郷土料理や創作料理、B級グルメを紹介します。観光などで福島県に来たら1度は食べてもらいたいグルメです。ぜひ福島県に足を運んで、食べ歩きをしてみてください。
中通り
鯉料理(郡山市)
明治時代、安積疏水の完成後に鯉の養殖が盛んに行われ、全国でも有数の生産地となりました。郡山の鯉は身の色や食感、脂の乗りに優れており、栄養豊富です。うま煮や洗いなどの伝統料理をはじめ、カルパッチョ、フライ、甘酢あんかけなど、店ごとに工夫を凝らしたメニューが味わえます。
いかにんじん(中通り北部)
細切りにしたニンジンとするめを、醤油、酒、みりんなどで味付けをします。各家庭で、おかずとして食卓にのぼるほか、酒の肴やお正月の定番料理としても、長く親しまれてきました。
円盤餃子(福島市)
福島市の円盤餃子。餃子をフライパンに円形に敷いて焼きます。1皿に20~30個がぎっしり入っていて、素材に野菜を多く使っているのでヘルシーに食べられます。お店によって、餡の中身や皮の厚みが異なり、店ごとの違いを確かめながら食べるのも楽しみ方の1つです。
→ ふくしま餃子の会
川俣シャモ(川俣町)
川俣町で特産品として生産されている食用鶏。あまり脂っぽくなく、深みのあるコクで、噛めば噛むほど、鶏本来の旨味が口の中に広がります。鍋や焼き鳥にオススメです。
白河ラーメン(白河市)
白河市を中心にお店が多く集まっているご当地ラーメンの1つです。鶏ガラや豚骨をメインとした醤油ベースのスープと手打ちの縮れ麺が特徴です。焼いてから煮るチャーシューやネギ、ほうれん草、メンマ、ナルトなどがトッピングされています。
クリームボックス(郡山市)
郡山市のソウルフードです。厚切りのパンにミルククリームをたっぷりとのせた地元の人たちにはおなじみの菓子パンです。クリームは”トロッ”とコクがありますが、あっさりした後味で甘ったるさはあまりありません。パン屋によって味や形に違いがあります。
かっぱ麺(須賀川市)
須賀川市特産のキュウリの搾り汁を練りこんだ薄緑色の麺に、店ごとに特色ある具材を盛り付けています。さっぱりした味わいで、暑い日に食べたくなる一杯。4~10月ごろの期間限定商品です。
国見バーガー(国見町)
伊達郡国見町のご当地バーガーです。パンにサバの味噌煮を挟んだ「クラシック」、チーズ入りのチキンソースカツを挟んだ「チーズ入りチキンソースカツバーガー」など、色々なバーガーが販売されています。
浜通り
ウニ貝焼き(いわき)
ウニの身をホッキ貝の殻に盛り付けて蒸し焼きにした、いわきの郷土料理です。しょう油をつけて食べます。たっぷり盛ったウニから立ちのぼる磯の香りがなんとも食欲をそそります。現在は、海外産のものもあるが、やはり元祖いわき産は絶品です。
ジャンボもの(好間町)
いわき市好間町では、ジャンボメニューでまちおこしをしています。ジャンボシュークリームやジャンボパフェなど、デカ盛りメニューを提供するお店が数多くあります。フォトジェニックでインパクト満点!お土産としても人気です。
なみえ焼きそば(浪江町)
愛知県豊川市で開催されたB-1グランプリで1位に輝きました。極太麺と豚肉、もやしを焼き、濃厚なソースにからめた浪江町のご当地グルメです。
アンコウ鍋(いわき)
いわきの冬の味覚の代表「あんこう鍋」。独特の見た目で存在感を放つあんこうですが、あん肝とあんこうのプリプリなおいしさがたまりません。コラーゲンもたっぷりで美肌間違いなしです。
メヒカリ(いわき)
いわき市の魚に選定されているメヒカリ。皮が薄く脂が乗っているのが特徴です。いわきでは「メヒカリの唐揚げ」が常磐もののソウルフード的存在です。丸ごと食べても食感がよく絶品の魚です。
会津地方
天ぷらまんじゅう(会津地方)
名前の通り、まんじゅうに天ぷら粉を付けて油で揚げたものです。サクッとした食感と、しっとりした皮、揚げて甘みが増したあんこが楽しめます。そのまま食べてもおいしいし、蕎麦に乗せたり、塩やめんつゆに付けてなど、食べ方は色々です。
馬肉(会津地方)
馬刺しや桜鍋、馬ホルモン煮など、さまざまな調理法で親しまれています。なかでも馬刺しは日本三大馬刺しの1つで、全国にもファンが多いです。脂身のない赤身肉が特徴で、低カロリー、低コレステロール、高タンパク質と健康にも良いです。会津地方ではニンニク入りの辛みそを付けて食べるのが一般的です。日本酒との相性も抜群です。
ソースカツ丼(会津若松市)
会津の人々に昔から親しまれている庶民の味です。つやつやのご飯の上に千切りキャベツを敷き、ソースを絡めた揚げたてのカツを載せています。各店こだわりのソースは香ばしく、食欲をそそります。ボリュームたっぷりで、持ち帰り用のパックを準備している店もあり、小食の人でも安心です。
カレー焼きそば(会津若松市)
焼きそばの上にスパイシーなカレーがかかってているB級グルメ。昭和40年代に「カレーも焼きそばも食べたい」という高校生たちの旺盛な食欲を満たそうと考案されました。刻んだキャベツとひき肉を入れたり、豚肉の細切れを使ったりと具材は店によってさまざまです。昼食はもちろん、お酒を飲んだ後の締めにも好まれています。
喜多方ラーメン(喜多方市)
醤油ベースのあっさりした味わいのスープが基本ですが、お店によっては塩味や味噌味などもあり、千差万別です。蔵のまち喜多方を歩きながら食べ比べするのも楽しいです。飯豊山がもたらす良質な伏流水を使って作られる麺はコシのある太縮れ麺で、スープがよく絡みます。早朝からラーメンを食べる「朝ラー」も人気です。
ねぎそば(下郷町)
江戸時代に宿場町として栄え、今は奥会津の観光スポットとなっている大内宿の名物です。1本のネギがそばの器に添えられて提供されます。その見た目のインパクトに、初めて見た人は誰もが圧倒されます。ネギを箸代わりに使い、そばをすすり、途中でネギをかじると強い辛みが薬味にもなります。