
日本吟剣詩舞振興会の最高の称号「少壮吟士」に内定していた神道流吟詠会副理事長の石川渾凰(こんおう、本名・千尋)さん(48)=福島県郡山市=は、東北地方で初めて、正式に認定を受けた。27日に福島民報社の取材に答え「若い人にも詩吟を広げていきたい」と目標を語った。
石川さんは全国少壮吟詠家審査コンクールで3度にわたり優秀な成績を収めて認定基準を満たし、今月5日に東京で式に臨んだ。「ここまで来るのに時間がかかった。これまでの道のりの重さと、吟界を先導していく重みを感じている」と身を引き締めている。
母親で神道流吟詠会理事長の渡部鳳凰さん、県吟剣詩舞道総連盟副理事長兼事務局長の高橋岳洲さんが同席した。