
福島県天栄村の二岐山で29日、3年ぶりに山開きが行われ、多くの登山者が1544メートルの山頂を目指した。
村の主催で38回目。新型コロナウイルス感染症予防のため式典や抽選会などは催さず、麓にある二岐温泉で登山記念バッジを配った。午前8時から配布する予定だったが、次々に登山者が訪れ、時間を10分繰り上げた。村によると約300人が並んだ。
山開きは感染症拡大の影響のため昨年と一昨年、取りやめていた。
二岐山にはミズナラやアスナロ、ブナの原生林が広がり、山頂から飯豊、吾妻、安達太良、那須の各連峰、磐梯山、猪苗代湖などの眺望を楽しめる。10月末まで安全に登山できるという。問い合わせは村産業課へ。